本展の概要 鉄を呈色剤とした釉薬をかけて還元焼成(窯内に酸素が不足した状態で焼成)し、青〜緑に発色したやきものが青磁です。今から3000年以上前の中国で焼かれはじめた青磁は、水色から緑色まで「青」という一文字にはおさまりきらない様々な色彩を生みだしました。 一方、中国・元時代(14世紀)の景徳鎮窯で、白磁胎にコバルト顔料で文様を描いて透明の釉薬を掛け、1300℃〜1350℃で焼成する青い文様のやきもの、青花(せいか=染付)が誕生し、急速に台頭してその後の陶磁器の主流を占めていきます。〈青花〉は中国での呼称で、日本では藍染めに見たてて〈染付〉と呼びます。 朝鮮半島と日本でも、青磁と染付それぞれに中国の影響を受けながら、独自の技術を発展させていきます。 長い歳月をかけて完成した穏やかで深みのある青磁と、陶磁器の歴史からみればわずかな期間に大発展を遂げた鮮やかな染付。いずれも、発祥の地である中国のみならず、西はヨーロッパから東は日本まで、広く深く文化に影響したやきものです。今展示では、青磁と染付それぞれの誕生と展開・色の違いなどを、当館の所蔵品の中から展観いたします。
展示作品の紙焼き写真およびデータ等ご用意しております。 ご取材は随時受け付けておりますので、下記の問い合わせ先へご連絡いただくか、掲載媒体・取材内容についての企画書をお送りください。内容を検討し、追って連絡いたします。 TEL 03-3465-0070(代表)