粉青沙器 魚文 俵壺

粉青沙器 魚文 俵壺   

朝鮮時代(1392〜1910)
高:19.5cm 長:23.9cm 高台径:12.9cm×6.9cm

粉青沙器は、日本では三島や刷毛目、粉引などと呼ばれている技法のやきものである。この作品は灰色の胎土の上に、白化粧土を施した上に鉄絵で文様が描かれている。軽妙、飄逸な文様が特徴的である。主文様の魚の姿は何とも言えないおかしみがあり、また蔓草文や高台に描かれた草文の伸びやかな描線が、軽妙で飄逸な雰囲気をかもし出し、いかにも民窯で焼かれた粉青沙器らしい。朝鮮半島では魚文は豊穣を寓意することから、あるいは祝祭用の酒器として用いられたのかもしれない。