江戸時代(17世紀末)
通高:74.6cm 口径:20.8cm 底径:20.8cm
ふくよかな胴張りに高めの頸を付け、帽子の様に鐔をつけた大きな蓋を載せる「沈香壺」と呼ばれる大壺。一見多彩にみえる装飾だが、染付と赤絵に金彩中心であらわされ、西欧で“オールド・ジャパン”と呼ばれる輸出品。一般に過剰な文様のものが多いなかで、この壺は肩の菊花弁や胴部のパネル構成などに文様の抑制があり、細部の丁寧な筆遣いと相俟って端正な仕上がりとなっている。西欧をはじめ、西アジア、東南アジアなど広く遺例はあるが、これは保存状態が良い。 |